今家族で相談し、都心にワンルームマンションを購入することを計画している。
10年ほど前に家を建てたが、下の子が大学生になり、通勤や通学に支障が出てきた。
なぜかというと、居住地から都心まで電車で1時間もかかる上に、終電を逃してしまうことが多くなったからだ。
家族の誰かが終電を逃した時に、購入したワンルームマンションに寝泊まりできればと皆の目論見が一致した瞬間だった。
突然の、爆弾発言。
「私は来年結婚するから」とのことだった。
http://mansionkeiei.jp/
そんな話は初めて聞く。
困惑と怒りが少しずつ込み上げてきた。
皆には言えなくてもせめて母である私には、話しておいて欲しかった。
いつから、どこの、だれ、何をしている人と矢継ぎ早に皆から質問攻めにあう長女。
お父さんが重い口を開いた。
「なぜ、そんな大切なことを、今まで黙っていたのか」と長女に釈明を促した。
長女によると、結婚の話はつい最近、彼から言われたことで、自分もこんなに早く彼から結婚の話が、出るとは夢にも思わなかったそうだ。
ワンルームマンションは皆で共同出資して購入することになっていた。
長女は結婚資金に自分の貯金を回したいと家族に願い出た。
もちろんそれはそうした方が良いと皆が賛成した。
思えばめでたい、本当にめでたいことだ。
それと同時に私は一抹の寂しさも感じていた。
娘を嫁がせる日が来るなんて、思いもよらなかった。
娘は私のそばにずっといてくれるものと当然のように思っていた。
そんな自分が馬鹿だった。
複雑な心境で、娘におめでとうと言っている私がいた。